国士交通省 令和2年度 木造住宅・都市木造建築物における生産体制整備事業
(うち、大工技能者等の担い手確保・育成事業)
国士交通省 令和2年度 木造住宅・都市木造建築物における生産体制整備事業
(うち、大工技能者等の担い手確保・育成事業)
木造建築・建設業界で求められる人材になるため、
将来大工職人として独立するため、
資格取得や少食のため、
実際の場で必要な知識やスキルを取得します。
木造建築・現代住宅づくりを体系的に学ぶことで、
現場全体を把握し、自ら動ける人材の育成を実現します。
近年、住宅はもちろん、公共施設や高層ビルの新規開設において、
木造建築の需要が高まっています。
また既存の建物は木造建築物も多く、
修繕や改修を行うためには木造大工の知識技術が不可欠です。
家大工職人はもちろん、建築や建設関連の企業でも、
図面設計から現場監督まで任せられるような木造大工技能者として、
知識と技術両方を備えたプロフェッショナル人材が必要とされいてます。
現役大工のプロ集団が、家づくりの0から10までを実際の中で直伝します。図面の見方、使用する道具の種類や重機、手順、安全面への考慮など、建物が一棟建つまでの一連の流れを学びながら、最終的に自分達の力で家を建てます。座学や部分的な実習だけでは掴めない、家づくりの現場を疑似体験することができます。
「広げる型」「深める型」の2種類のキャリアパスについて受講生が自ら考え、キャリアパスシートを作成します。キャリアパスとは仕事に対する自身の目的や身に着けるべきスキルを明確にし、最終的な目標を定め進めていくための道筋をいいます。自分が身に着けるべきスキルや専門性、方向性をシートにまとめながら具体的に設計します。
お客様のニーズに応える家を作るには、木材の種類や質を目利きできることも大切です。良質な木が育つための気候条件や環境、切り出し、木の部位ごとに特徴などを、山林に出向いて学びます。 また木が木材として加工されるまでの製材の過程を見学します。家づくりの最も川上にあたる、林業や製材の現場を学びます。
受講時間 9:00〜16:00(休憩時間1時間)※講座により変更となる場合がございます。
縦、横スクロールで表の続きが見れます→
一棟司塾(木工事) | |||||
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大工技能者育成カリキュラム | |||||
回数 | 月日 | テーマ | 内容 | 備考(使用道具 他) | 実習場 |
1日目 | 8月29日 | 入塾式 | オリエンテーション 安全衛生 |
書類記入、今後の説明、自己紹介 建設業について(パワーポイントによる座学) |
松森(グレーダー) |
2日目 | 8月30日 | 大工工事 | 大工技能者の心得 | 大工職人育成の意義と墨付け手刻みの必要性、道具の使い方 | 松森(グレーダー) |
3日目 | 9月5日 | 大工工事 | 手板書き① | 図面の見方 | 仙台(山大) |
4日目 | 9月6日 | 大工工事 | 墨付け① | 土台墨付け | 仙台(山大) |
5日目 | 9月12日 | 大工工事 | 刻み① | 土台刻み | 仙台(山大) |
6日目 | 9月13日 | 大工工事 | 墨付け② | 桁、梁墨付け | 仙台(山大) |
7日目 | 9月19日 | 大工工事 | 刻み② | 桁、梁刻み | 仙台(山大) |
8日目 | 9月20日 | 大工工事 | 墨付け③ | 柱、母屋墨付け | 仙台(山大) |
9日目 | 9月21日 | 大工工事 | 刻み③ | 桁、梁刻み丸ノコ、ドリル、角ノミ | 仙台(山大) |
10日目 | 9月22日 | 大工工事 | 刻み④ | 桁、梁刻み丸ノコ、ドリル、角ノミ | 仙台(山大) |
11日目 | 9月26日 | 大工工事 | 刻み⑤ | 桁、梁刻み丸ノコ、ドリル、角ノミ | 仙台(山大) |
12日目 | 9月27日 | 大工工事 | 講話 | 有川先生:木材について PM:高橋渉:木材の使用用途について |
松森(グレーダー) |
13日目 | 10月3日 | 山林見学 | 現場見学 | 木材切り出し見学実習、製材所見学実習 | 石巻(山大) |
14日目 | 10月10日 | 大工工事 | 測量① | 座学・実習(レベル、光波) | 仙台(山大) |
15日目 | 10月11日 | 大工工事 | 測量② | レベル、光波、ドローン | 松森(グレーダー) |
16日目 | 10月17日 | 大工工事 | 重機① | 小型車両系運転 | 松森(グレーダー) |
17日目 | 10月18日 | 大工工事 | 重機② | 小型車両系運転 | 松森(グレーダー) |
18日目 | 10月24日 | 大工工事 | 重機③ | 小型移動式クレーン・玉掛け | 松森(グレーダー) |
19日目 | 10月25日 | 大工工事 | 電動工具 | 各種電気工具 | 仙台(山大) |
20日目 | 10月31日 | 大工工事 | 建て方① | 土台敷き | 仙台(山大) |
21日目 | 11月7日 | 大工工事 | 足場組立て① | AM座学 PM合同企業面談会 | 仙台(山大) |
22日目 | 11月8日 | 大工工事 | 足場組立て② | 実習(楔型足場組立て) | 仙台(山大) |
23日目 | 11月14日 | 大工工事 | キャリアパス講話・足場組立て③ | 座学・建て方 PM 足場組立て実習 |
仙台(山大) |
24日目 | 11月21日 | 大工工事 | 建て方1日目 | 柱、桁、梁組み立て | 仙台(山大) |
25日目 | 11月22日 | 大工工事 | 建て方2日目 | 上棟式 | 仙台(山大) |
26日目 | 11月23日 | 大工工事 | 建て方3日目 | 屋根、垂木 (編集済み) | 仙台(山大) |
27日目 | 11月28日 | 大工工事 | 実習 | 曹先生:木質構造(木造特性と安全性) 佐々木先生:大工技能者について 竹内先生:コミュニティ・アーキテクトについて |
松森(グレーダー) |
28日目 | 11月29日 | 大工工事 | 木工事① | 屋根板張り | 仙台(山大) |
29日目 | 12月5日 | 大工工事 | 木工事② | 軒天、破風 | 仙台(山大) |
30日目 | 12月6日 | 大工工事 | 木工事③ | 軒天張り | 仙台(山大) |
31日目 | 12月12日 | 大工工事 | 木工事④ | サッシ入れ、防水シート、外壁下地 | 仙台(山大) |
32日目 | 12月13日 | 大工工事 | 木工事⑤ | 間柱 | 仙台(山大) |
33日目 | 12月19日 | 大工工事 | 講話 | 大石先生:高気密高断熱施工について 中村先生:歴史から見た木造伝統工法 |
松森(グレーダー) |
34目 | 1月9日 | 大工工事 | 木工事⑥ | 床組、床断熱、気密 | 仙台(山大) |
35日目 | 1月10日 | 大工工事 | 木工事⑦ | 壁、天井下地 | 仙台(山大) |
36日目 | 1月16日 | 大工工事 | 木工事⑧ | 断熱、気密施工 | 仙台(山大) |
37日目 | 1月17日 | 大工工事 | 木工事⑨ | 内部造作、窓枠 | 仙台(山大) |
38日目 | 1月23日 | 大工工事 | 木工事⑩ | ボード張り | 仙台(山大) |
39日目 | 1月24日 | 大工工事 | 木工事⑪ | 仕上げ | 仙台(山大) |
40日目 | 2月6日 | 終業式 | AM卒業式 PM合同企業面談会 |
支柱に外壁などの構造部分をつくる「大工工事」、コンクリートで建物を造る際に、コンクリートを流し込むための枠を作る「型枠工事」、天井・床板・階段などを取り付け建物の内部を仕上げる「造作工事」を実践の中で学べます。
ノミやノコギリといった昔ながらの大工道具だけではなく、丸のこ、グラインダー、小型可動式クレーン、掘削用小型車両系など、工事現場で使用する様々な電気工具や重機を使って学びことができます。
図面の見方から墨付け、刻み、測量、重機の取り扱い、足場組み立て、基礎工事、平屋の建て方実践、棟上げまで、家が一軒建つまでの一連プロセスを取得することができます。
業界の中でも専門分野の異なる、現役のプロフェッショナルが講師として直接伝授します。
多角的かつ実践的な学びをお約束します!
これからの日本の住宅に求められる省エネ化・長寿命化を推測し、良質なストック形式を支える新たな住宅産業の担い手として皆さんの力が必要です。 3K(きつい・危険・きたない)といわれた建築業界においても新3K(高給付・休暇・希望)を謳った働き方改革が進行中です。「一棟司塾」は、大工職人・技能者の減少・高齢化が進む中、我が国の木造住宅を担う人材の育成を図るために国士交通省が実施する「木造住宅・都市木造建築物における生産体制整備事業」の一環として行われます。 地域に根差した大工を目指す皆さんの参加、活躍を期待しています。
皆さんはこれから大工技能者には何が必要だと思われますか?「職人の技」、確かにこれは必要です。 「資格」も絶対に必要です。しかし一番大事なのは自分自身で「大工技能者として一人前になるんだ!」「絶対にできる!」という気持ちです。 近年、木造大工技能を取得する授業が各地で開催され、建設業未経験の方々が数多く就業しております。私たち講師陣はそれを全力でお手伝いいたします。 趣味も仕事も楽しくなければつまらないですよね? 私の信念は、「楽しくなければ授業じゃない!」、ぜひ当講座に参加いただき、スキルアップを目指してください!
このプログラムで目指す大工の理想像は、現代建設版の「棟梁」です。単に職人を取り集める親分のような「頭領」ではなく、建築の基礎から仕上げまで、全ての工程を司る現場の最高責任者としての「棟梁」です。 その役割を現代風に例えると、営業、設計、施工管理、マネジメント等の実務に加え職人の人材育成から自立支援までを担います。 「棟梁」を育む第一歩として、建築に関わる全ての工程を把握する必要があります。 一棟司塾では実際の建築現場を忠実に再現し、全ての工程を実習できる「棟梁」育成プログラムです。
「体を使う仕事が好きだ!」単純なきっかけで建築業の世界に足を踏み入れ20年、建物を造ったり直したりする仕事に数多く携わる中、建築物の魅力や可能性に一層のめり込み日々を送っています。 一方、労働災害とは一生向き合う必要があります。 令和元年の建設業における死亡災害は269人、、前年比13%減少傾向にあるものの「墜落・転倒」災害が俄然40%を占め、災害撲滅の動きを強めなければなりません。 当講座では足場組立等も含め、高所作業時の危機意識も身に付けて頂きます。建物を造る喜びに災害ゼロを加え、今後の業界発展に取り組んで参る所存です。
みなさん「大工」というとどんな職業を思い浮かべますか? 多くの人は「金槌や鋸」を使って家を組み立てる職人さんの姿を思い浮かべるのではないでしょうか。 それも間違いではないでしょう。しかし現代の家は本当に「金槌や鋸」だけで建ちますか? そんな思いを胸に近年の建築現場で通用する大工を育てようと立ち会った業界関係者たちが、現場で培った経験を基に「家づくりの0から10まで」を伝えたい。 そんな思いの詰まった講座です。
日本住宅において約6割が木造住宅です。日住宅分野(商業施設・公共施設・保育施設・介護施設等)の木造化も増加傾向になる中、大工技能者の担い手が急務にあります。 しかし地域材活用と職人不足、特に大工技能者の不足が深刻化しています。 山林伐採から建築まで木造住宅に従事することの楽しさ、地域の木材のカスケード利用を伝えます。
今、家づくりや建設業界の現場で活躍できる人財になるには、
木造大工職人の知識・技術が欠かせません。
現在の新築住宅は建材や加工機械が進化し、大工の技を必要としない工法が主流です。
しかし住宅の改修や増築・修繕においては、大工職人の技術が必要不可欠です。
被害を受けた住宅のほとんどが改修・修繕工事を必要とする中、対応できる職人の高齢化と後継者不足により、
大工技術継承の機器が浮き彫りとなりました。
その大きな要因んは師弟関係の崩壊です。
昔の棟梁は、技術指導から生活の基盤造り、独立支援まで、本当の意味での人材育成「人づくり」を行ってきました。
しかし近年は。個人の大工が弟子を育成したくても経済・社会訓練校で技術を取得した後。
就職先で希望の触手に就けないことも多く、せっかく覚えた技術を忘れてしまうという現実があります。
業界の担い手が現場で活躍するためには、
大工の徒弟関係を継続的に取り戻す、建設業界主導の教育施設が必要です。
一棟司塾は、本物の現場で活躍する職人達が講師をつとめる、今までにない全く新しい育成プログラムです。
一棟司塾は、人を活かして人を導き匠の技を次の世代に伝承します。
開催日時 | 2020年8月29日(土)〜2月6日(土) ※詳細日程は中面のカリキュラムをご覧ください |
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開催日時 | 東北グレーダー株式会社 大衡営業所 〒981-3605 宮城県黒川郡 大衡村大森字幕ノ沢31-1 株式会社山大 仙台営業所 〒983-0007 宮城県仙台市宮城野区仙台港北一丁目6番地の8 ※カリキュラムにより会場が異なりますのでご確認ください |
募集人数 | 10人 ※10人を超えた場合も参加可能です |
参加資格 | ・東北の木造大工技能者を目指す方 ・東北の木造大工技能者として在職中で、キャリアアップや資格取得を目指す方 ・東北の木造大工技能者として就職予定の社会人・学生 |
参加費用 | 1講座につき1000円 ※補助金によるサポートが受けられます。 ※遠方からのご参加で宿泊希望の方はご相談ください。 |
お支払い方法 | ①現金支払い 講座当日にお支払い頂きます。 ①お振り込み 全講座分をまとめてご振込にてお支払いいただけます。 ※お振込希望の方は「一棟司塾事務局」までご相談ください。 |